口紅バック充填ライン
口紅オジーブ・カプセル、ラバーモールド・バック充填用金型の他、リップグロス等のボトル充填等の生産ができます。
~オジーブ・カプセル充填~
口紅容器先端に樹脂製の型を取り付け、容器裏面の穴より充填する方法、金型では難しいデザインの口紅を生産できます。
※一般的にスリムタイプの場合オジーブ、レギュラータイプの場合カプセルと呼ばれています。
~ラバーモールド充填~
口紅容器先端に特殊シリコン製の型を取り付け、容器裏面の穴より充填する方法、ロゴ入り、変形等デザインのある口紅を生産できます。
~バック充填用金型充填~
スリムタイプ・レギュラータイプ対応で金属金型に口紅容器を逆さまにセットし、容器裏面の穴より充填する方法です。
金属の熱伝導率、離形性の良さと、バック充填の落下強度をかね揃えた、柔らかい口紅対応、当社推奨の充填成形方法です。
又、作業は金型へ容器を供給と抜取りのみとなる為、容易に自動化が行えます。
~直充・スクリューリップ充填~
スクリューリップ容器のフロント(上面)から充填する方法です。
充填後に冷却、リメルトを複数回繰り返し製品表面をフラットに仕上げます。
装置の特徴
当社特許取得済みのジャケットノズルを使用、ノズル先端まで正確に温度をコントロールし、容器内部までノズルが下降し、昇降充填を行います。
充填ピストン動作、充填上下動作にサーボモーターを使用し、タッチパネルより数値で条件を入力する事ができ、再現性のある生産が可能です。
充填前のオジーブ・カプセルの温度を測定し、充填前ホットエアーの温度を可変し、毎回同じ温度で充填ができる構造になっています。
ピッチ搬送はサーボモーターを使用し高速でホルダーを搬送します。
コア処理ホットエアーは温度、風量、時間、回数をタッチパネルより設定できます。
冷却トンネルは-15℃までの仕様で、タッチパネルで冷却したい時間を入力するとコンベアの速度が可変し、時間通りに製品が冷却され排出されます。
工程
- 作業者が容器をホルダーにセットしコンベアへ供給
- ワーク確認
- 容器加湿
- 容器温度測定
- 充填
- コア処理除冷
- 冷却
- その後は品目により異なる
製品詳細
- 動力源
- 電気:AC200V 30A 1口 20A2口
空気:0.5Mpa以上 1口
- 対象製品
- 口紅、リップクリーム、リップグロス等
- 対象製品寸法
- φ20以内 高さ100mm以内のスティック口紅、グロス等のボトル、金皿
- 充填温度
- 常温~100℃
- 充填容量
- ~12ml
- 能力
- 口紅 昇降充填有り
2本ノズル ~20ヶ/分
3本ノズル ~30ヶ/分
4本ノズル ~40ヶ/分
リップクリーム 昇降充填無し
2本ノズル ~30ヶ/分
3本ノズル ~45ヶ/分
4本ノズル ~60ヶ/分
- 作業人員
- 生産する品目により異なる
- オプション
- CE対応、ラバーモールド抜取り装置、冷蔵トンネル、遠赤外線パネルヒーター、除冷コンベア等